最高の食材

食材

ある時お客様に
「あなたの燻製は、無添加・無化学調味料で
作ってあるけれど、ベーコンに使われている
豚はどうなの?遺伝子組換えの飼料を
使っているんじゃないの?」と聞かれ、
その時私は何も答えることができませんでした。
家に帰って調べてみると、
日本で飼育されている豚の95%は
遺伝子組換え飼料で育っている事実を知りました。
そこから私は、電話帳を開き片っ端から電話を掛け、
熊本で遺伝子組換え飼料を使わずに
育てられている豚を探しました。

自然の食べ物を
食べて育った
「走る豚」

熊本に健康な豚がいないんだったら自分で飼育しよう!とまで
思っていた頃に出会ったのは、山の中で豚を放牧して育てている武藤さんの「走る豚」でした。
自然の中で自由に走り回り、疲れたら木陰で休み、お腹が空いたら自然のものでできた餌を食べる。
ストレスなく自然のままに育った豚は、程よい弾力と濃厚な旨味があります。


自然本来の力を
活かして出来た
野菜たち

うま味成分の一種であるグルタミン酸ナトリウムは、
加工食品のほとんどにこの調味料が入っていると言っていいほど、うま味がでる化学調味料のひとつです。
ですが、 アメリカでは離乳食への使用が禁止されているほどのもの。そんな調味料は使いたくない。それでは、 どうやってうま味をだせばいいか?
そう考えた私がたどり着いたのは、ソミュール液に使う野菜を厳選することで旨味を出す方法でした。
生で食べても甘くて美味しい豊富 なグルタミン酸(旨味成分のひとつ)を含むトマト、自然の力で育った野性味あふれる香りのセロリなど。
これだ!と思い選んだ野菜たちは、環境に配慮した化学肥料を使わない農法のものでした。

だから選んだ
天然の塩

塩には、天然塩と食塩があり、 食塩は天然のミネラル分を取り除いた、栄養がなく化学物質と何ら変わりないのです。
それを知った私。「自然の恵みを活かした環境にも体にも優しい天然の塩を使いたい!」。
天然の塩を探し、たどり着いたのが長崎県平戸で釜炊きの塩を作り続けている今井さんの塩。
なにも加えない、なにも引かない、本物の味。
天然のミネラルがたっぷりつまった、自然のうま味を感じられる海からの贈り物「海の子」を使用しています。

地元産の
山桜で燻す

熊本県山鹿の山で採れた樫や山桜。その地元の山で採れた樫を切り出し、手作りの樫炭・燻材で仕上げています。